電工二種/輪作りが簡単にできる魔法のアイテム

電工二種の基本作業の中でも、最も難しいのが「輪作り」です。

私自身も器用な方では決してなく、手にけがをしながら今必死に練習しているのですが、そんな輪作りのマジックアイテムを思いつきました。

 

これです。↓

 

 フラットノーズプライヤーとか、リードペンチとかいうみたいです。

簡単に説明しますと、アクセサリーを作るときに使う金具の一つであるTピンというのを丸めるのに使う工具です。Tの字になった針金のようなパーツで、そこにビーズを通して針金部分を丸めてやると、金属のチェーン等に引っ掛けることができるようになるという趣旨のものでして、それを作るのに必須のアイテムなんですね。

 

で、これ、フラットノーズプライヤー。

お気づきでしょうが、Tピンを丸める作業とVVFケーブルを丸める作業、酷似しているんですよ。

使い方は簡単、刃の根本でつかんで、そのまま刃の形に添って回してやればいいです。寸法は某すいーっとの本を参考にさせてもらいまして、具体的に説明を加えてみます。

 

VVF被膜を5cm剝いて、露出した電線の被膜を3cm剝きます。

②被膜から3mmほどのところの銅線を普通のペンチで挟み、折り曲げます。同様に、もう一度反対側も折り曲げます。

③二回目に折り曲げたところから数ミリだけ残して、余りを切り取ります。

(①~③はお手持ちの教本を参考にしてください。私はかずわん氏のテキストに準拠しています、参考動画→

電気工事士 技能試験 ナイフ、ペンチで輪作り(かずわん) - YouTube

フラットノーズプライヤーで挟みます。回します。

⑤完成。

 

つまり、変わる手順と言えば④だけなのですが、この④が劇的に楽になります。数回チャレンジしてみましたが、輪の形がゆがんだり、線が折れたりといった悩みが全くないです。

実技試験本番は電動工具以外の持ち込みはすべて可となっていますから、問題なく持ち込み、これで作ることができます。

資格は欲しいけれど実務で使う予定のないという人(私含め)には、割と有用なんじゃないでしょうか。

ちなみにですが、Amazonリンクから買っていただかなくとも、イマドキの100均にはこれ、売ってます。108円で楽が買えます。おすすめです。